伊坂さんの作品は読みやすく、面白いのでどれを読むか迷ってしまうのですが、まずは僕が紹介するものを読めば間違いはありません!
3位 魔王
兄弟のお話で、兄の話が前編、弟の話が後編に収録されています。(話は関連しているので、前編から読んでください)
僕は兄の話が大好きです。
普通の会社員(兄)が、ある日突然、「自分の思ったことを他人に喋らせることができる能力」を身につけ、その能力を利用して、人や権力に立ち向かっていくというお話です。
設定はちょっと不思議な感じなのですが、話は勇気をもらえる内容になっています。
自分で考えることの意味、青臭い思考を持ち世間と戦っていく過程は、非常に共感できます。
小説の中に出てくる以下の言葉が好きです。
でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば世界は変わる
考えろ 考えるんだ マクガイバー

- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/09/12
- メディア: 文庫
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2位 重力ピエロ
加瀬亮、岡田将生主演で映画化もされた作品です。
やはり原作が素晴らしすぎるので、絶対に小説を見て欲しいです。
内容は、腹違いの兄弟の復讐劇なのですが、その中で、「家族って何なの?」、「法律って何なの?」、「世間の常識がどれくらいしょうもないものなのか」を考えさせられます。
復讐劇と聞くと、暗い作品なのかなと思いますが、本当に面白いので見てください!僕は重力ピエロが、初めて読んだ伊坂作品で、そこからどっぷりはまっていきました!
それまで小説をあまり読まなかった僕がハマった作品なので、誰でもハマれると思いますよ!
小説の中で伊坂節が炸裂しており、数々の名言があります。
僕が一番気に入っているのが以下です。
深刻なことは 陽気に伝えるべきなんだよ。
小説でこの言葉の意味を知ってください!

- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/28
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1位 砂漠
好きすぎて3回は読んでいます。
大学生たちの青春小説なのですが、大学時代にこの小説を読んだらどハマりしました!大学時代に読めてよかったなと心から思っています。
大学生にはぜひ読んで欲しいです!
また、社会人になってからも読んで、やはり面白い思うので、社会人が読んでも楽しめる作品です。
内容は、仙台の大学生5人(北村、東堂、南、西嶋、鳥井)の物語で、春夏秋冬の4編で構成されています。
僕は春と冬が好きです。
学生の青臭さ(いい意味で)が非常に爽快で、困難に巻き込まれたり、大人と戦う場面でも、若さというパワーで突き進んでいく5人に勇気をもらえます。
この作品も伊坂節炸裂で、西嶋の言葉が「ガーン」と刺さりました。
その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ
若さに憧れるのではなく、自分も進んでいきたいと思わされる小説です。

- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/06/29
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