書籍「沈黙のWebライティング Webマーケッター ボーンの激闘」から学んだことをアウトプットします。
自分用のメモ的要素が強いです。
ブログのライティングに大きく関わるエピソード1~3を中心にまとめています。
本は600ページありますが4時間で読めました。
しかも、その4時間があっという間で、全く苦がありませんでした。
ブロガーにはマストの知識を楽しみながら知ることができますので、ぜひ読んでみてください。
目次はこちら
エピソード1 検索上位を目指すには
googleでのSEOを成功させるには(ユーザー利便性・満足度が高いコンテンツを作るためには)、googlが提供している「ウェブマスター向けガイドライン 10の事実」を参考にすることが近道。
googleでのSEOを成功させるにはgoogleに評価される必要があります。
googleから評価されるためには、googlが提供している「ウェブマスター向けガイドライン 10の事実」を参考にすることが近道となります。
そのガイドラインには例えばこんな項目があります。
「検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。」、「ユーザーをだますようなことをしない。」
どんなものをgoogleが評価するかというと「ユーザーの利便性」を追求しているコンテンツです。
また、yahooの検索エンジンでもgoogleの検索エンジンの仕組みを利用しているので、yahooに評価されるためにも同様のことがいえます。
「ウェブマスター向けガイドライン」はこちらから確認できます。
検索結果で上位表示を目指すためには、実際にgoogleでキーワード検索を行い、検索結果上位10位までのページを分析する。
上位10位までに表示されるコンテンツには、そのキーワードでユーザーが満足する要素が詰め込まれている。
すなわち、ユーザーの検索意図を満たすコンテンツになっているということ。
だから、検索で上位に表示される。
上位表示されるコンテンツは代表的な検索意図を満たしているということだから、上位コンテンツを分析すれば、ユーザーの何を解決してあげれば、上位に食い込めるのかがわかる。
もちろん、コンテンツの丸コピーは絶対にダメ。
上位表示のコンテンツを分析する際は、「マインドマップ」を利用するとよい。
マインドマップは書籍を購入した方限定でダウンロードできます。
マインドマップの詳細を知りたい方は、書籍で確認してみてください。
また、コンテンツを考える際は次の3つを考えると良い。
- 専門性
- 網羅性
- 信頼性
検索意図に合った情報を集めることが大事
上位表示コンテンツ分析やマインドマップ「検索意図」を掴んだら、検索意図をカバーする情報を徹底的に集める。
そして
その情報を整理して、ページに載せるかの判断をする。
エピソード2 コンテンツのUSP(強み)づくり
複数の選択肢の中から、その商品を選んでもらうためにはUSPが必要。
「複数のブログから、自分のブログを選んでもらうためにはUSPが必要。」とお言い換えることができるはず。
USPとは独自の強みのこと。
アフィリエイトで、商品を紹介する際も、その商品の独自の強み(USP)を伝えないといけない。
この本の中では、主人公の温泉宿のことが取り上げられていた。
温泉が心地良い、料理がうまい、ゆったりとして時間が過ごせるなどは「どの温泉宿にも言えること」
これを売りにしては、主人公の温泉宿は選ばれない!
これは各地の温泉宿にも言えることだと思う!独自の強みがないとダメ!
ありきたりな強み(もどき)ではユーザーに響かない!
弱みを強み(USP)にできないか考える。弱みから強みを考えてみる。
具体例。
弱み:温泉宿を若者で営んでいて不安
↓
強み:親に恩返しできる温泉宿を提供できる
自分のブログのUSPは何か?
自分のブログの弱みは何か?それから強みが生まれないか?
悩んだ時はコンセプトから考えてみるといい。
このブログのコンセプトは何か。
自分の生い立ち、歴史、ストーリーから考えてみては?
→本の中で、主人公は自分の生い立ち(両親が早くに亡くなった)から強みを見つけた。
競合にカップルプランを強みにしている宿があれば、「親孝行」というUSPは絶対に真似出来ない。
USPが決まれば、他社との比較ポイントが明確になり、顧客がその商品を選びやすくなり、選ばれる機会が増える。
USPの訴求は、比較やまとめ系コンテンツで活きてくる
他と比較されている方が、その強みは伝わりやすい。
USPを決める際の軸
- 競合に真似されれにくいこと
- 競合と同じステージで戦わずに済むこと
エピソード3 心を動かすライティングのポイント
人の心を動かすライティング 3つのポイント
- 感情表現を入れ、自分事(じぶんごと)化による共感を誘発する
- 伝えたいことがきちんと伝わるよう、「見やすさ」「わかりやすさ」にこだわる
- 冒頭文で伝えたいことをまとめる。
1.感情表現を入れ、自分事(じぶんごと)化による共感を誘発する
共感とは、相手の感情を想像して理解して、じぶん事として感じること。
「都会を離れ、心からリラックスできる温泉宿を探している」などの、旅館に泊まる人たちの感情を代弁する形で、共感箇所を入れる。
話し言葉をカギカッコにすることで、感情表現を視覚的にわかりやすくできる。
この感情は誰が発したのか(話者)を伝える!
話者を明らかにすることで、読み手の共感を助ける。
逆にそれがわからないと、感情は読み手に伝わらない。
読み手にとっての共感ポイントが増えれば増えるほど、文章は読まれやすくなる。
WOWOWの記事の場合、好きな音楽フェスが放送されることがきっかけで20代で加入し、何年も加入継続中の者です。
という書き方もできる。
2.伝えたいことがきちんと伝わるよう、「見やすさ」「わかりやすさ」にこだわる
文章を読んでもらうために重要な3つのこと
- 読み手にとって「自分事」になる感情や情報を取り上げる
- 思わず読みたくなるように、「適度な興奮」を感じさせる
- 読み手の脳の負担を減らす
読み手の脳の負担をへらす、システム1とシステム2の思考について
脳が情報を処理する際に、以下の順番で処理される
システム1(直感的、無意識的)
↓
システム2(論理的、意識的)
システム1に配慮した文章とは、「心理的負担が下がるくらいに見やすい文章」。
例えば、
- 改行と行間に気を配る。「。」のたびに改行など。
- この、そのなどの指示代名詞を減らした。読み手が主語を失わないようにする。
- 見出しなどを用いて、情報をカテゴライズして整理。
- いらない言葉はカットし、文章が不必要に長くならないように。
- 相手が思っているような感情表現を入れ、「自分ごと化」による共感を誘発する。
- 区切り線や記号を使って、文章内に「間」をつくる
- 写真やイラストを挿入する
- 漫画的な演出をする。この本みたいに。この本は非常に読みやすかった。
2.の指示代名詞を減らす話は、最近スマホでの読者が増えており、読み飛ばしなどをするため、「この」などを使ってしまうと、読み手が主語を見失ってしまい、離脱等につながる。
システム2に配慮した文章とは、「論理的にわかりやすい文章」。
例えば、
- 論理の破綻がないように論理的な文章を意識。
- 読み手にとってわからない言葉がないよう、言葉選びに気をつける。
わかりやすい文章とは、読み手にとって「なぜ?」が残らない文章。
逆に言うと、「なぜ?」をわかりやすく解説している文章は、わかりやすい文章といえる。
そこで大切なのが論理的に説明すること。
論理的な文章を構成する3つの要素
- 主張(結論)
- 理由
- 根拠
例。
1.主張(結論)
今、googleでは検索ユーザーの【検索意図】を満足させるコンテンツが上位表示しやすい。
2.理由
なぜなら、googleは検索ユーザーの利便性を最優先に考えており、検索ユーザーの意図に合ったコンテンツを返すことが、ユーザーの利便性につながるからである。
3.根拠
事実、今のgoogleの検索結果をみると、上位に表示されているページの多くは、検索ユーザーの検索意図を満足させるコンテンツを提供している。
また、googleの会社情報のページには「googleは当初からユーザーの利便性を第一に考えています」という表記がある。
また、相手の反論に先回りして反論しておくことも大切です。
それをすることで文章に信頼性が増します。
これを踏まえた文章の流れは、
- 主張(結論)
- 理由
- 根拠
- 反論(客観的な意見)
- 反論を支える理由
- その根拠
- 反論に対する反論(再反論)
- 再反論を支える理由
- その根拠
- 最後の主張(結論)
リクルートなどで行っている「なぜ?」を5回繰り返して、自分の言いたいこと・やりたいことを明確にする、というのと似ているかもしれない。
<自分メモ>
なぜWOWOWをオススメできるのか?
↓
3.冒頭文で伝えたいことをまとめる。
冒頭文で意識するポイント
①記事の更新日を記載
情報を求める人の多くは「新しい情報」を求める。
②記事が「誰に向けて」書かれた記事なのかを書き、読み手の「自分ごと化」を強める。
読み手が、「これ自分の事じゃん!」と思えるように。
ミスチルの歌詞のように。自分の歌として聴ける。
③記事に書かれている内容を完結に要約。
読み手は、記事に自分の欲しい情報があるかどうかわからないとすぐに離脱する。
④記事にどんな情報が書かれているかわかるように目次をつける。
ユーティリティ(機能性)を担保。
⑤読者を明らかにし、読み手が書き手の感情に「共感」しやすい状態を作る。
最後に、この本を読んで本当に良かったです。読み終わった後、もっと早く読んでいれば良かったと想いましたね。。。
ブロガーには本当にオススメの1冊です。
ライティングに関しては、これ1冊を抑えてアウトプットできればいいんじゃないかと思います。
沈黙のWebライティング ?Webマーケッター ボーンの激闘?
- 作者: 松尾茂起
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション(MdN)
- 発売日: 2016/11/01
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