(更新日:2023年1月17日)
こんにちは。星野源ファンのブロガーです。
本「ミュージシャン×芸人の、本音対談 深ボリ」を読み、星野さんの歌・歌詞に込める想いが興味深かったのでご紹介します。
この本はテレビ朝日で放送された「ゲストとゲスト」という番組を書籍化したもので、星野さんとチュートリアルの徳井さんとの対談が収録されています。
※この番組が放送されたのが2012年です。
「せっかく作るなら他の人があんまり作らない曲を作りたい」
徳井さんから夢の外への歌詞「通りを焼く日差し」の部分を褒められ、星野さんが話したことがこれ。
奇抜な言葉を使おうとは思っていないんですけど、せっかく作るなら他の人があんまり作らない曲を作りたいなとか、これ似てるなとか、よくあるなって言葉は使わないようにしています。
星野さんの歌詞やメロディは時に独特なものがあるのですが、この言葉を聞いて腑に落ちた部分がありました。
また、テレビ「オトナの!」で星野さんが楽譜を読めないという話をしており、そのおかでげ独特なメロディも生まれているのかなとも思いますね。
源さんらしさを感じる歌詞
僕が星野さんの歌詞でらしいなと思うもの挙げてみました。
・くだらないの中に
首筋の匂いが パンのよう すごいなって讃えあったり
一般的に恋愛の曲で「首筋」という歌詞は「色気」を連想させるものが多いのですが、星野さんの場合「パン」と合わせることで色気が全く感じなんですよ笑
「首筋」に「パン」をあわせることで、二人のほんわかした日常が伝わってきて微笑ましくなってしまいます。
この曲の世界観にマッチしていますよね。

・Crazy Crazy
お早う始めよう 一秒前は死んだ
この曲の「一秒前は死んだ」という歌詞は、「過去には戻れないからくよくよせずに進もう」というメッセージだと僕は受け取っています。
そういうメッセージを歌詞に込める場合、一般的には「過去には戻れない」「前を向いていこう」とストレートに伝えがちなのですが、星野さんが書く「一秒前は死んだ」の部分がコミカルだし、説教臭くないので逆にストレートに自分の中に入ってきていました。
この曲は星野さんの好きなクレイジー・キャッツを意識して作ったそうです。
僕はクレイジー・キャッツのスーダラ節に心を救われた時期があったのですが、星野さんのCrazy Crazyにはスーダラ節に通じるものがあると思っています。
どちらの歌詞・メロディにも「もっと気楽に生きようよ」というメッセージを感じることができ、心がすごく楽になるんですよ。

・くせのうた
寂しいと叫ぶには 僕はあまりにくだらない
これすごく共感します。
寂しいと感じるんだけど、その時に自分の情けなさ・ふがいなさなどネガティブな思いがめぐってきて、さらにマイナスな方へ向かってしまうという笑
「僕はあまりにくだらない」って独特な歌詞なんですけど、まさにそうなんですよね。
この歌詞含めてこの曲は大好きです。
星野さん初期の曲は人間臭さを感じるものが多いですよね。

夢の外への歌詞「僕は真ん中をゆく」に込められた意味とは?
本の中身に戻ります。
シングル「夢の外へ」の歌詞で「僕は真ん中をゆく」というものがありますが、これは「夢・理想の世界と現実の世界の真ん中を歩いていく」という意味が込められるいるとのことでした。
星野さんの発言より
夢も現実も、両立ってできるはずだと思うんです。
今、自分の頭の中で作った虚構を歌にして、それでお客さんが喜んでくれて、お金になって、ご飯が食べられるっていう。
それは自分だけに見える夢の世界と、現実が混ざってますから。
そんな今の状況はとても面白いです。
普通は「現実と夢のどちらを選ぶか」と考えてしまいがちですが、「真ん中を行く」方法もあるのだなと気付かされました。
この辺のひねった考え方が星野さんらしくて好きです。
この他にも、星野さんの曲作りに関するエピソード、小学校~高校時代のびっくりする話など、驚き・おもしろエピソード満載なので星野源ファンは必読です。
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※もちろん星野さんの曲も聴けます。