元リクルートの藤原和博さんの話を要約しました。
Youtubeで公開されています。
話がうまいですね!
【20世紀の成長社会から21世紀の成熟社会へ】
・抽象的なことを具体例を出して話す。(できれば5連発で。6つ目に無茶苦茶なこといっても頷くらしい笑)
この動画の中では、「みんな一緒」の時代から「それぞれ一人一人」の時代になっている例として、家に1代のみだった固定電話の時代から、携帯電話を一人一人が持つようになった時代の話へ。
・また、結婚式とかの引き出物のリンベルの話。かつて、高級そうな皿(誰も欲しがらない、最終的にバザーに出品されてる)が引き出物で配られたが、リンベルが「一人一人」が必要な引き出物を選べるサービスを提供した。
・たとえ話が上手い人は、プレゼンが上手い人。
・ブレストでは、最初に若手が「馬鹿なこと」を言う。逆に偉い人が真面目に話だしてはダメ。
→ピエロに徹する。話やすい雰囲気ができる。芸人さん要素。
・これまでは「正解主義」だった。教育も、職場も。それでも通用した。
しかし、成熟社会に入り、正解がひとつの世界でなくなった。そこでは通用しなくなった。
・これからの時代は「納得解」をつむげるか。そのために「情報編集力」が大切。
・タイヤについて考えるとき。
・タイヤメーカーの社長になって、世の中になかったタイヤを考える。技術とかコストは無視。
ブレストで。
【ルール】
・人の意見「すぐ」を褒めまくる。「素敵」と
→脳がつながる。馬鹿なことを言った本人に恥をかかせない。自分も言いやすくなる。
・2周回るまでは馬鹿な意見しかださない。ぶっ飛んだもの。無理なこととか。
→正解主義に縛られてしまうから。
PTAの会議とかでも同じ。
・正解主義、情報処理型→頭の回転が早い。伸びしろのない子が出やすい。
・非正解主義、情報編集型→頭がやわらかい。伸びしろがある子が多い。つなげる力がある。
・これからは学校に社会人を混ぜて、情報編集力を身につけさせようとする流れ。
教員は、情報処理力は強い。
藤原さんの著書「たった一度の人生を変える勉強をしよう」にこれらのことが書いてあるらしい。
【つなげる力】
・名刺を渡すと、印象が残らない。
→脳がつながらない、リンクしない。
・自分のキャッチフレーズ(相手が笑っちゃうようなこと。自分の顔・名前をいじったり。藤原さんでいうと、さだまさしに似てて、父親と会わせてもらったエピソード。)
・若いころコンプレックス的なものだったのが、大人になったら武器になる。
→顔、長い名前。芸人さん的→なんでもネタにしてしまう。
→出会いではエンターテイメントが求められる。笑わせたら勝ち!
・徹底的に相手に個人的なことを聞く。何を聞いてもいいが、聞かれる側はパスOK。
その中で、ちょっとうれしくなっちゃう共通点を2つ探す。そのネタで、30分くらい話ができる内容。
→どれくらい早く脳がつながれるかがポイント
・この共通点が4つくらいになると、仕事がやりやすくなる。
世界観を共有したほうが、1を言えば3わかるくらいの状態になる。
・藤原さんはプロジェクトを始める前に、これをして共通点を探す。
・マイナスな共通点が必要。ソッチのほうが絆が深まる。
・今の若い人たちは、自分のマイナス面を見せたくない・自分が傷つきたくないから、相手も傷つけたくない。そのため「つっこんだ質問」はしない。
・若い人たちが、SNSで共通点を見つけたといっても絆にならない。マイナス面を見せないから。
→コミュニケーションはリスクを伴う(相手を傷つけるかもしれない)が、そこでみつけたマイナスの共通点が絆になっていく。
映画パレード(監督:行定勲)みたいな話。この映画はこのことを表現していたのか。
【つなげる力で稼ぎをアップする】
・稼ぐには、大変さ、技術ではない。
→新宿歌舞伎町のコンビニのバイトも大変。
・「稼ぎ」を上げるには、自分自身の「希少性(レアカード)」を磨く
→マニュアル的な仕事。とっかえが利く仕事は価値が下がる。
「あなたじゃなきゃダメ」とう仕事。
☆コツ1
掛け算的発想。
「1/100×1/100」で1万人に一人のレア人間になれる。
「営業」×「マネジメント」
「アロマセラピスト」×「アート」
→アロマセラピストはいっぱいいる。最初に旗立てた人は稼げる。
☆コツ2
・お金の使い方として意識すべきなのが、「時間を買う」「仕事を買う」「アバター(自分の代理)を買う」こと
・時間を買う
→自分の時間を持つ。情報編集力をするための。
・仕事を買う
→自分を安売りして、技術を取りに行く。
藤原さんは校長になった。