伝説的放送作家秋元康さん、超売れっ子放送作家の鈴木おさむさんの対談型の著書「転職」より、ビジネスマンが明日から仕事をしたくなるような名言を抜粋しました。
明日仕事行きたくないなーとか、仕事辞めたいなーとか考えている人は、新しい視点で仕事に取り組めるはず。
受ける要因を見つけられること
鈴木:よくツイッターに「どうしたら作家になれますか」っていう質問がくるんですけど、それには僕、絶対に答えないですね。
秋元:どうしたらなれるって人に聞いているやつはダメで、そこで何かを思いつくやつが放送作家なんだよ。
テレビ、ネット等のコンテンツを分析して、 うけている要因を言語化し、それを元に考えられる人でないと放送作家として成功しないというメッセージでしょうか。
外に発信すること
鈴木:でも結局、その運って、外へ出ないと降ってこない。ブログやツイッターでもいい。
どこかでしゃべったことを意外と人は覚えていて、引っ張ってきてくれることがある。
鈴木さんがONE PECEの映画の脚本をかけたのも外に発信していたからだそうです。
運の種は「好奇心」
鈴木:でも、たとえば僕はラジオ番組をやっていますけど、いろんな人に会える。人に会うって、自分の計算外のことが起きるってことなんですよね。
読まなきゃ行けない本、見なきゃいけない映画じゃなくて、人に会って薦められて、自分で見たいと思っていたもの以外を見ると、びっくりすることがある。
人に会うこと、人のオススメを見ることを今後実行していきたいです。
プレゼンは「北風と太陽」
秋元:自分の放送作家としての経験が教えてくれたのは、がんばって北風をびゅうびゅう吹かせても、旅人はコートを脱がないってこと。
だから、プレゼンでは、こちら側が太陽のようになって、向こうが脱ぎたくなるのを待つかな。
こちら側の都合でプレゼンをすることが「北風」で、クライアントの価値を追求したプレゼンが「太陽」でしょうか。
実際に行動する人はほとんどいない。
鈴木:みんなもっといろんなことをやればいいのにって思います。
でも、みんな面倒臭がるから。
秋元:現状維持がいちばんラクなんだよ。だから、飲み屋で「小説書く、明日からやる」って息巻いてたやつも。次の日になれば何もやらない。
口だけで、なにもやらない人がほとんどで、実際にやればチャンスが広がるということですね。
雑談からいいアイデアが
秋元:最初からすごいアイデアがあるなんて、絶対思ってない。僕達だって、明日までにすごくおもしろい企画考えてこいって言われたってなかなか出ないよ。
それよりも、雑談してる中で、「あ、それおもしろい」っていうのが出るんだよね。
鈴木:しゃべるのが一番ってことですよね。
会社でも、一人で悶々と考えて相談したんだけど、相談しちゃったら一瞬で解決するってこと多いですよね。
雑談できる相手を見つけることも大事ですよね。
「やる」と「やろうと思った」の間には深い河が流れている。
秋元:放送作家に会うと必ず「今度は映画やりたいんですよ」って話を聞くんだけど、「おもしろいじゃん、じゃあ、脚本かプロットだけでも書いて持って来たら、松竹でも東宝でも話してあげるから」って言うんだけど、持ってきた試しがない。
鈴木:僕が小説を書いたのは、品川庄司の品川君が「ドロップ」を当てたときだったんですよ。
小説を書いてた時も絶対当たらないって言われてたんですよ。品川君が言っていたんですけど、彼のところにやってきて、「品川、俺もやろうと思ったんだよ」って言った人がすごくいたんですって。
品川くんは僕に「『やる』と『やろうと思った』のあいだって、めちゃくちゃ深い川が流れているんですよね。わかりますよね?」って言ったんですよ。僕は「うんうん」ってうなずきながら、結局、自分は小説書くって言って書いてないなと思って、急いで書き始めたんですよ(笑)
この話大好きです。これは鈴木さんの「芸人交換日記」でも出てきます。
やろうと思った側に周らないように「やる」側で生きていたいですね。
ちなみに、この時に書いたのが「ハンサム★スーツ」だそうです。
いかがでしたでしょうか、仕事の活力が湧いてきましたか?
まだまだ名言、活力湧く言葉が出てきますので、ぜひ本を見てください!
また鈴木さんのテレビのなみだにも勇気をもらえる言葉が多く出てきますので、おすすめですよ!
お笑い好きの方は、感動作品「芸人交換日記」もどうぞ!
芸人の今田さん等も涙したと話しています。
クリエイティブな仕事、企画職についているひとは、秋元さんの「企画脳」もオススメですよ!